世界戦で腰に緑のベルト・肩に黒のベルトを巻いて
「世界2団体統一チャンピオンの誕生です!」と放映されているのを見たことないでしょうか?
世界にはボクシング団体がたくさんあって、各団体に世界チャンピオンがいるので同じ階級でも何人も世界チャンピオンがいます。
豆腐でも、「絹ごし豆腐」「もめん豆腐」「高野豆腐」とか沢山ありますよね?それと同じです。
プロボクシングの団体でも日本で認められている団体が4団体あります
今回はこの4団体の違いについて解説します。
この記事を読んでもらうと「この人はWBCのチャンピオンなんだ」「この人は2団体統一チャンピオンなんだ」とわかるようになります。
アマチュア・プロの違いを知りたい人は下記の記事より
主要4団体とは
WBA・WBC・WBO・IBFこの4団体が日本で認可されているボクシング団体です。
似た様な名前ですがベルトの色と名前ぐらいは覚えてもいいと思います!
WBA 世界ボクシング協会
試合ルール:3ノックダウン制…1Rに3回倒されたら負け※もちろんそれ以前に戦闘不能になればそこで終わりです
世界チャンピオンベルトは黒のベルトに金色のマークが特徴
村田諒太選手が元WBA世界チャンピオン
WBC 世界ボクシング評議会
試合ルール:フリーノックダウン制…何回倒されても試合ができると判断されれば試合続行
途中採点公開…世界戦12Rの4R終了時・8R終了時に途中採点が公開される※試合途中で勝負過程がわかる
世界チャンピオンベルトは緑のベルトに金色のマークが特徴
山中慎介や長谷川穂積が元WBC世界チャンピオン
WBO 世界ボクシング機構
試合ルール:フリーノックダウン制…何回倒されても試合ができると判断されれば試合続行
2012年に日本ボクシング連盟に認可された、比較的に日本には馴染みのない団体
世界チャンピオンベルトは赤紫色のベルトに金色のマークが特徴
井岡一翔がWBO世界チャンピオン
IBF 国際ボクシング連盟
試合ルール:フリーノックダウン制…何回倒されても試合ができると判断されれば試合続行
当日計量…IBFはほかの団体と違い前日計量に加え当日計量があります前日計量より10ポンド(約4.5kg)以上超過してはいけないルールがある
世界チャンピオンベルトは赤色のベルトに金色のマークが特徴
八重樫東が元IBF世界チャンピオン
どの団体が一番強いの?
これだけ団体があって同じ階級に世界チャンピオンがいっぱいいたら「どの団体のチャンピオンが強いの?」と気になりますよね
世界チャンピオンも同じで「この階級で一番強いのは自分だ!」と思っているので、3団体統一・4団体統一を目指してその階級の最強を目指します。
最近ではWBSSといった団体に関係なく1番強い選手は誰か⁉といったトーナメントも開催されています『井上尚弥はその大会の優勝者】
他の考え方もあって階級をどんどん上げて複数階級のチャンピオンを目指す選手もいます
※練習や減量を繰り返すと筋肉がつき体重調整が難しくなるのも要因の一つですが、
【日本の有名選手】
井上尚弥・・・3階級制覇・WBSS優勝
現在日本人初の4団体統一もしくは4階級制覇を検討中(2022/6月現在)
井岡一翔・・・日本人初4階級制覇
現階級の4団体制覇を目指しています(2022/6月現在)
※高山勝成は4団体チャンピオンでしたがWBO.IBF認可前
【世界の有名選手】
マイク・タイソン…元ヘビー級3団体統一チャンピオン
フロイド・メイウェザー…無敗で5階級制覇の元チャンピオン 2018年度スポーツ長者番付1位(約314億円)
マニー・パッキャオ…史上2人目の世界6階級制覇元チャンピオン(ライトフライ級からスーパーウェルター級…約17㎏差)
同じ競技をしていたとは思えないほど雲の上の存在の選手たちです…
他にも最多防衛記録をした選手や6階級制覇チャンピオンなど沢山います!興味のある人はYouTubeで「ボクシング最強」などで調べれば出てくるので見るのも楽しいと思います
ボクシング団体が色々ある理由
「なんでこんなにボクシング団体が色々あるのか」気になりますよね
もともとはボクシング団体は1つしかなくWBAが一番古い団体になります
WBAはアメリカが主要の団体だったので世界的に公平でない!ということでWBCに派生して新しい団体ができました。
それに続いてIBF・WBOと新しい団体が作られ広まっていきました
政治や宗教でもいろいろな派閥があるのと同じでボクシングも考え方や思考によって団体が色々出来るようになりました
今回説明した主要4団体以外にも日本が認めていないマイナーボクシング団体があります
世界チャンピオンと聞くと強く聞こえますが、実際はマイナー団体のよくわからない世界チャンピオンが格闘技に参戦してるので、見ているとなかなか面白いですよ
まとめ
いかがでしょうか、簡単に主要4団体の説明をしましたが同じ階級でも色んなチャンピオンがいる事ぐらいはわかってもらえたでしょうか?
豆腐でいうと豆のナンバー1を競ってる感じですかね。。
細かくいうと同じ団体でもスーパーチャンピオンや休養チャンピオン、各地域チャンピオンなどまだまだ沢山あります
興味のある人は調べれて見てもいいかもしれませんね!
そんな世界チャンピオンがあるのに何一つベルトを取れずに引退する選手がほとんどです、
KO君も日本チャンピオンを目指していましたがそれすら叶わない厳しい世界です。
ボクシングは世界チャンピオンに1回なるぐらいでは食べていくのも難しい世界ですが、
スポーツ長者番付1位になれる可能性のあるとても夢のあるスポーツです。
いいイメージのないのも現実ですが、一人でも好きになってくれたら嬉しいです
KO君はボクシングをやっています
した事のない初心者も大歓迎です。
遊びに来てくれたら嬉しいです。
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