モチベーションを維持するのは誰にとっても大変な課題です。プロボクサーだった私も、度々挫けそうになりながらもリングに上がり続けてきました。
モチベーションが続かずに挫けそうになったことは誰にでもあるはずです。挫折を何度も経験してきたプロボクサー時代に、そうした壁を乗り越えるためのメンタルワークを身につけてきました。今回はそのノウハウを紹介します。
プロを目指してる人だけでなく、目標に向かって頑張る人にとっても役立つ内容ですので参考にしてください。
7つのメンタルワーク
明確な目標設定
モチベーションを持続させるには、まず明確な目標を立てることが重要です。「日本一になる」という具体的な目標があったからこそ長きに渡りボクシングを続ける事ができ、あと一歩のところまでたどり着きました。曖昧な夢は簡単に挫折してしまいますが、明確な目標があれば乗り越える力が湧いてきます。
小さな成功の積み重ね
目標達成へのプロセスでは、小さな成功を積み重ねていくことが大切です。例えば、「週3回の筋トレを続ける」「食事管理に取り組む」など、こつこつと実践を重ねていけば自信がついてきます。一晩で成れるわけがありません。小さな一歩を喜び、それが大きなモチベーションに繋がっていきます。
ポジティブな環境作り
周りの人間からの影響は大きいものです。消極的で否定的な人と付き合えば、自分もそうなってしまいがちです。代わりに、ボクシングに熱心で前向きな仲間と切磋琢磨し、ポジティブな環境を整えましょう。そうすればモチベーションも自然と維持できるはずです。
リフレッシュの時間を作る
モチベーションを保つには、時にリフレッシュする時間が必要不可欠です。完全休養する日はボクシングの事は考えず、映画やドラマを見たり、家族と過ごす時間を大切にしていました。そうすることで燃え尽き症候群を防ぎ、翌日からスイッチを切り替えてトレーニングにはげんでいました。
メリットを意識する
目の前の辛いトレーニングに集中しすぎると、モチベーションがダウンしがちです。そんな時はボクシングを継続するメリットを思い浮かべてください。例えば理想の体型を手に入れられる、強靭な精神力が身につく、といったようにポジティブな効果を意識すると前に進む原動力になります。
壁にぶつかった時の乗り越え方
どんなに努力しても壁にぶつかるタイミングは誰にでもあります。そんな時こそ、臨機応変に対処する必要があります。悩んだ時はまずトレーナーと話し合いで問題の本質を見つめ直したりと、別の視点から考えるよう意識しました。そうすれば壁を乗り越えられるはずです。
過去の成功を振り返る
どんなに辛いトレーニングの最中でも、過去に味わった成功を思い出すとさらに力を振り絞る事ができます。私が最も励みにしていたのが、タイトルマッチで一矢報いた、あの時の喜びと成就感を思い浮かべると、今でもまたリングに上がりたくなるものです。
まとめ
いかがでしょうか、一度でいいから試合をしてみたい人やスパーリング大会をモチベーションにしている人にも参考になる内容かと思います。
モチベーションを維持するのは容易ではありませんが、これらのメンタルワークを実践すれば乗り越えられるはずです。プロの世界でも挫折を経験してきた者からのアドバイスですから、ぜひ試してみてください。一歩を踏み出す勇気さえあれば、あなたも夢を掴むことができるはずです。
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