ジムに通ってる人なら必ず行う練習のサンドバッグ打ち
ボクシングの技術を向上させるには、ただパンチを繰り出すだけでは不十分です。
サンドバッグの練習は、ボクシングの基本となるパンチのフォームや距離感、コンビネーションなどを磨くのに欠かせません。
この記事では、サンドバッグでボクシング技術を効果的に向上させる方法を徹底解説します。
サンドバッグを打つときに意識すべきポイントや、おすすめの練習メニューを紹介します。
でも正直サンドバッグの練習って、言われた通りに打つだけの面白くないトレーニングと思いませんか?
やり方によっては楽しく汗を流せたり、目的をもってトレーニングすれば早く強くなる事も可能です。
今回は、長年のボクシング経験より効果的なサンドバッグ打ちのコツを紹介します。
より一層ボクシングが楽しく強くなれるよう参考にして下さい。
目的別サンドバッグ打ち
野球で例えるなら、シャドーボクシングが素振りでサンドバッグはバッティング練習(バッティングセンター)のような練習になります。
打撃の基礎練習なので必ずする事をおすすめします。
まずしっかり腕が伸びたポイントでパンチを当てる事が基本です。パンチを撃ち返してくる事がないので強く綺麗に当てれるよう練習を繰り返す事が1番始めに覚えることです。
慣れてくれば、ボクシングをしている目的も変わってくるので、項目を絞って解説していきます。
- 基礎力強化
- パンチ力強化
- スタミナ強化
- アップ・復習
細かく分けるともっと沢山ありますが、今回はこの4つの項目に絞って解説します。
基礎力強化
冒頭でも書いてますが、パンチを正しい位置で当てる事が第一目標となります。
止まってるサンドバッグに上手くパンチを当てる事が出来なければ、対人で当てる事は難しいです。
どのパンチも当てるポイントを意識しなが、繰り返ししっかり強く当てれるように練習しましょう。
まずはコンビネーションではなく、ジャブ・ストレート・フックなど一発一発を丁寧に打ちましょう。
ポイント
パンチを打った位置で一度止め、下半身にフラつきのない位置・パンチに力の伝わる位置で打てているか確かめながら丁寧に練習しましょう。
綺麗に打つ事を意識!意識せずに打てるようななれば一流です
パンチ力強化
パンチ力強化も基礎と同じで1番高出力でパンチが当たる位置を探して打つ事を意識します。
ボディーフック系のパンチは特に当たる位置が悪いと強く打つことも出来ず、バランスが崩れやすいパンチです。
何度も打つうちに強く当たるポイントがわかってくるので良い位置で当てる事を意識しましょう。
効果的なパンチ力強化の打ち方
強いパンチを当てるコツ
- 拳にしっかり力が乗ってる事
- 下半身が安定している事
この2つは必ず必要なポイントです。
実践練習や、ミット打ちでは意識して打つのは難しいのでシャドーボクシングやサンドバッグで確認しながら打つ事が大切です。
しっかり当てる為にはどのパンチでもいいのでサンドバッグへパンチを打ち込み当たった位置で止めて下さい。
その状態で、上記で挙げたポイントを確認しましょう。
腕が伸びきらない位置でサンドバッグに当たっていないか、拳にパンチが乗っているか、下半身はしっかり踏み込めているかを確かめましょう。
出来ていない場合は何度も打った位置で止めて強く当たる位置や踏み込み方を繰り返しインプットして見てください。
ストレートやボディーフックはいい位置でパンチを当てるのは難しいパンチです、一度当ててる位置が正しいか確認してみましょう!
正しい位置でパンチが打てるようになれば、おのずとパンチ力が上がる事は間違いありません、繰り返し練習し無意識にいいポイントでパンチが打てるようになるのでまずは意識しながら打つようにしましょう
強く打とうと力いっぱい打つのは逆効果
強く当たるポイントを探すのがパンチ力アップの第一歩です
スタミナ強化
サンドバッグはスタミナ強化には1番いいトレーニングです。
ポイントは疲れるように打つのではなく、疲れないパンチを疲れるまで打つ事です。
疲れようと力を込めて打ちまくってもスタミナはつきません(パンチ力強化と同じ)
力を抜いて連続で打てるパンチを出す事が大切になります。
KO君が現役の時にしていたスタミナ強化メニューを紹介します。
スタミナ強化メニュー
インターバルトレーニング
20秒連打・10秒休憩を6セット
連続サンドバッグ
休憩時間なしでサンドバッグ打ち
上記のトレーニングが最もスタミナがつきます。
インターバルトレーニングはカロリー消費も激しいので、減量やダイエットに良いトレーニングです。
自分の体力に合ったラウンド数、または試合のラウンドなどで決定しましょう
現役の時はインターバル4R・連続サンドバッグ10R・・・今はもう出来ませんw
かなり体力を使いますがスタミナUPすること間違いありません。
過酷なトレーニングですが是非挑戦してみましょう!
アップ・復習
サンドバッグは細かい練習でも使うことができます。
例
- 実践練習前にパンチの当てる距離感を確かめる
- ミットで教わったコンビネーションの復習
- スパーリングで当たったパンチの復習
- 得意パンチの当て方の練習
- スパーリング前に身体を温める
息が上がる様なハードな練習ではなく自分の実力を上げる為の細かい練習に使う事も重要です。
コンビネーションでバランスを崩していないか
しっかり身体は温まっているか
距離感は間違っていないか
など頭で考えながら打つ練習も必要です。
パンチ力を上げたり、スタミナ強化のために疲れる練習だけでなく、実践練習でよく動けるためのアップで使ったり、良かったこと・悪かったことの復習にも使ってみて下さい!
距離感や当てるポイントの復習の練習によく使っていました
まとめ
いかがでしょうか、サンドバッグは誰の手も借りず強くなるとてもいいトレーニングアイテムです。
トレーナーに教えてもらった練習をするのも大切ですが、なにか目標・目的をもって練習しているのであればしっかり考えを持つ事が重要です。
書いた内容はほんの一例です。サンドバッグには大きさや種類もあるので使い方は無限大です!
どんな目的を持ってサンドバッグ練習をするかどうすれば効果的なトレーニングになるか考えながら練習すると、目標に対しての結果は必ずついてきます!
楽しい練習になるきっかけになれば幸いです
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