ボクシング観戦や漫画が好きな人ならボクシングにはタイプがある事は知っていると思います。
ボクシングにはタイプがあり攻撃性の高いボクサーや守備性の高いボクサーがいます。
マスボクシングやスパーリングが出来るレベルになったら「自分はどのタイプのボクサーなのか」を理解しながら練習すると、より強くなること間違いなしです!
KO君は高校時代「ファイタータイプ」
大学時代「アウトボクサータイプ」
プロ時代も「ややアウトボクサータイプ」でした。
(タイプについては本章で説明します)
野球のピッチャーでも「オーバースロー」や「アンダースロー」など色んな投げ方があるのと同じで、ボクシングにもボクシングスタイル・タイプがあります。
一つのタイプを極めるのもいいですし、いろいろ試して自分にあったタイプを見つけるのもいいと思います。
今回はボクシングスタイルとタイプを紹介します。
自分にあったタイプを見つける参考になるので、ぜひ最後まで読んで下さい。
※KO君の個人的考え方も含まれます
オーソドックス・サウスポー
基本ですが、構え方によってスタイルが分かれます。
ボクシングは左右どちらかの脚を前に出して構えるのが基本のスタイルです。
左足が前の場合・・・オーソドックスタイル
右足が前の場合・・・サウスポースタイル
ボクシングをしている人ならどちらのタイプか決まっているはずです。
世界チャンピオンの左右割合:オーソドックス7割 サウスポー3割
基本的には、オーソドックスのボクサーが多いです。
オーソドックスは右利きの人がなる傾向がありオーソドックス(正統的)とされています。
サウスポーは少ないので、相手がサウスポーになれていない場合が多いので対戦すると優位になる可能性もあります。
ボクシングで始めに決める重要な決断ポイントです。
真剣にボクシングをする場合、どちらのスタイルが合っているかしっかり考えましょう
一度決まればそのスタイルを変えずにどちらかのスタイルで頑張りましょう。
※クールダウンや頭の体操でいつもと逆の構えで練習するのはOK
大分類 3タイプ
大きく分けるとボクシングタイプは3分類されます
- ファイタータイプ
名前の通り前に出て戦うスタイルで、ガードを上げてショートレンジでパンチを打つボクシングタイプ
メリット:自分のペースに持っていきやすいので相手の体力の消耗が激しく自分は疲れにくい
デメリット:遠い距離での戦いに不向きで空振りが多くなると体力の消耗が激しい
代表選手:マイク・タイソン 村田諒太 - ボクサータイプ
このスタイルが一番基本のスタイルになります。中間距離で戦うスタイルで自分のパンチが伸び切った所で当たる距離で戦うタイプ
メリット:しっかり自分の距離感が把握出来れば自分だけパンチが当たり相手のパンチが当たらない
デメリット:常に距離を保ちながらのスタイルなので集中力・体力がいる
代表選手:井上尚弥 長谷川穂積 - アウトボクサータイプ
遠い距離で相手が攻めてくるタイミングを狙いカウンターを打つタイプ
メリット:バッチリのタイミングでパンチが打てば、カウンター一撃で倒す事が出来る
デメリット:常に脚使うので体力がいる、相手のペースに巻き込まれやすく近距離での戦いに弱い
代表選手:モハメド・アリ フロイド・メイウェザー
タイプに関しては「タイプを決めないとダメ」というものではありません。
ボクシングをしているうちにどのタイプが自分に合っているかを考えてもいいですし、自然と自分に合ったタイプになっていくパターンもあります。
タイプの決め方
どのタイプが『おすすめ』『強い』はありません、どのタイプが自分に合っているかよく考えましょう。
各タイプに有名選手がいるようにどのタイプも極めれば強くなります
身長が高くて手足が長いからアウトボクサーになろうと言う考えで決めずに、実戦練習を繰り返しどのタイプが自分に合っているか考えて決めるのがおすすめです。
※身長やリーチを活かしたいからアウトボクサーになりたいのであればOK
KO君も自分のボクシングタイプはどれが合っているか分かるには時間がかかりました。
経験を積んだりアドバイスで決めるので簡単に決めるのは難しいです。
ファイターをしてみて合わなければ、アウトボクシングをしてみたり実戦練習を重ねて自分のタイプを確立出来るように努力しましょう!
タイプが決まったら
「ボクシングタイプが決まった」「このボクサーみたいになりたいからこのタイプで決まってる」という場合は、それぞれのタイプでトレーニング方法も変わってきますので少し紹介します。
- ファイター
ファイターの場合は、攻めのタイプになるのでサンドバックやミットでも近距離でパンチを出す・当てる練習や相手にプレスをかけてコーナーに追い込む練習が必要になります。 - ボクサー
ボクサーは自分の距離感をしっかり把握しなければいけません。
踏み込んで一番遠い距離でパンチを当てる練習が必要でステップワークのトレーニングも必要になります。 - アウトボクサー
アウトボクサーは相手の入ってくるタイミングにばっちりパンチを当てる練習が必要です。
サンドバックなら動くタイプのサンドバックにタイミングを合わせて打つ練習をしましょう
始めは無理にタイプを決める必要はありません、まずは基本のボクシングが出来るようになってからタイプを決めてのそれにあったトレーニングを試してみましょう
- 基本をしっかりできるようになる
- マスボクシング・スパーリングに挑戦する
- 何度か繰り返し、自分はどのタイプなのか考える
- そのスタイルに合った練習法を取り入れる
無理にタイプを決める必要はないので「カウンターを打つのが得意」「接近戦が得意」のように得意なパンチを見つけてからどんなタイプで戦うか決めてもいいです。
相手がファイターの場合アウトボクサーで、相手がアウトボクサーの場合ファイターになる選択肢もあります。
対人練習の数をこなして色んなタイプを試してみてね!
まとめ
いかがでしょうか、大分類のボクシングスタイル・タイプはわかってもらえたでしょうか?
オーソドックス・サウスポーは決めたらずっとそのスタイルがいいですが、ボクシングタイプは途中で変えてもいいですし、どれか一つに絞って突き詰めてもいいと思います。
トップ選手は、ファイターもアウトボクシングも出来たり技術を持ち合わせて色んな想定をして試合に挑んでいます。
ボクシングタイプはピッチャーで言うと球種みたいなものです。
ストレートやカーブを投げるようにスパーリング中に色んなタイプを試して相手を惑わすのも良い作戦です。
どのタイプが一番強いなど、タイプに正解はありません。自分のボクシングにはどのタイプがベストなのか考えて日々の練習に役立ててもらえたら嬉しいです。
- 基礎をしっかり覚える
- 対人練習練習を重ねる
- 自分のボクシングスタイルを考える
- スタイルを極める
ボクシング教室
KO君は地元でボクシング教室をしてます。
どのボクシングタイプについてもアドバイス出来るので、教室に来てくれたら嬉しいです。
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